* top * おしらせ * 作品 * 監督 * cast・staff * 幕後筆記 * BBS * リンク * 蛍日記 * あかり屋 *

 
 


 
     
 

 蛍日記 

 
         
         
   


大学生になってサークルに入りたての頃、缶ジュースやらお菓子やらちょこちょこっとしたものを先輩からおごってもらうのが、苦手だった。ありがたいのだけど、どうしてもいつも恐縮してしまう。たぶん、どうしたらいいのかよく分からず、戸惑ってしまっていたからだと思う。

ある日、自動販売機のまえで買ってもらった缶ジュースを受け取りながら、おずおずと、でも、思い切って言ってみた。

「あのぉ、いっつも申し訳ないので、こんなふうにしていただかなくていいんです。
 えっと、こんど、ぜひお返しさせてください!」と。

2つ上の面倒見のいい、ちゃきっとしたおんなの先輩は、ちょっとムッとしながら、こう答えた。

「あんたねー、こーゆー時は、まずは “ありがとうございます” でしょー!」

・・・うわ、しまった。そうだよ。まずは、ありがとうだよ。なに言ってんだよ、あたし!
軽くパニックになる。

そんなあたしを見て、先輩はこんどは笑ってこう続けた。

「まあね、恐縮しちゃう気持ちは分かるよ。あたしも、はじめはそうだったから。
 でもね、自分も先輩にしてもらってきたことだし、やっぱ、うれしかったことだからさ、
 あたしも後輩にもそうしたいなって思ってるんだ。

 だから、あんたも、あたしに返すんじゃなくてね、自分に後輩ができたとき、後輩に
 おごってあげなさいな。

 あたしも先輩に返しきれない恩がいっぱいあるけどさ、それは後輩たちに返して
 いけばいいのかな、それが先輩への恩返しかなぁ、って思うんだよね」
 
それ以降、あたしは先輩の缶ジュースを素直に受け取れるようになった。ちゃんと「ありがとう」も言って。そして、後輩ができてからは、先輩がしてくれたほどにはできなかったけど、先輩面だけはずいぶんしたような気がする。

あたしの後輩たちも同じようにし、きっと、いまでもあのサークルでは同じ光景が繰り返されているのだろう。自動販売機のまえに並ぶ先輩と後輩。先輩が小銭を入れ、後輩がボタンを押す・・・・・・。

誰からはじまったか分からないやさしさは、こうやって、分からない誰かへと引き継がれていく。これは、ひととひとの「絆」と呼ばれるもののひとつの姿かもしれない。

年の瀬のあわただしさのなかで、ふと思い出したのは、こんな10年以上も前の出来事だ。

12月25日
みんなのクリスマスがしあわせに満ちていたことを祈りつつ記す

 
         
   


 「ひとあしお先!夏体験報告」になるハズが、「去りゆく夏を惜しむ思い出アルバム」になっちゃいましたね。6月に波照間島に行った時の写真。秋になる前にUPしときます。
 働くようになってから、八重山諸島と呼ばれるこのへんには毎年行ってたんです。が、ここ2年ほどご無沙汰してたら、この青い海と空が頻繁に夢に出てくるように。。。もはや禁断症状を抑えきれず、おのれの心の声に導かれるままに旅立ってしまいました。

 いつかやりたいのは、与那国島から船で台湾に渡るコト。

 兵役中で海軍に所属する鄭有傑監督は、船のデッキから見る夜明けはとても美しいと言っていた。穏やかな波が朝陽に染まる。それを蛍も見てみたい。

 彼が美しいと言うならば、それは本当に美しいにちがいないから。

8月31日
 あらま、サイトオープンから一周年・・・など今やっと気が付きつつ記す

   
         
   
「あれは、旨かった!もう一度食べたぁ〜いっ!!」って食べもの、ありますか?
最近、気付いたコトがあるんです。
オトコの人って、「本当に旨い!と思ったコトは数回しかない」って方、
多いんでしょうか、ひょっとして?・・・蛍の周辺だけかなぁ?

はじめに「ん?」と思ったのは、お世話になってる美容院のおにいさん。
彼とはカットの最中、食べものネタを延々と語り合ったりするんですが、
「こりゃ、旨い!って記憶、人生に一度あるかどうか、ってカンジすねぇ」と。
そのくせ、美容院の近くのケーキ屋勧められたりしたが。
・・・あのだね、キミに勧められても、行きたい気持ちにならんってば(苦笑)。

次。ちょっと興味がある方に、好物チェックとして、多少ドキドキしつつ、
「お好きな食べものは?」とお尋ねしてみた。←見合いではありません。

「・・・うーん。嫌いなものはないんですが、特にコレってものは・・・」
「えっと、では、あの、『これはおいしかったなぁ♪』ってものは?(汗)」
「・・・うーん。そんなに強く印象に残っているものは・・・。
 ・・・強いて言えば、祖母が作ってくれたみず菜料理でしょうか。
 そういえば、あれは、おいしかったですね」

「みず菜のおいしいお店」なんて、ぐ○なびで探せるのだろうか(泣)。
どちらにご案内すれば、彼に喜んでいただけるのだろうか?
とてもいい方であることは、よく分かったけど・・・(遠い目)。

で、ランチタイム、ランチ友だちT(←1月26日の日記に登場)にも聞いてみた。
「あー、そうかも(もぐもぐ)。すぐに思い浮かばないや(もぐもぐ)」
こ、こんなコと、ランチしてたのかい・・・。どーりでいっつも、あたしが店、選んでるわけだね・・・。

オトコの人は、味覚がすっごく発達してて、味にとっても厳しいのか、
それとも、ただたんに食べもの関心がないのか、どちらなんでしょうか?
そういえば、グルメ特集やってる男性誌って、あんまりないかも。
でも、料理の鉄人は男性ばっかりなのが不思議。

ちなみに、味覚が発達しているといわれる牡牛座の蛍。
最近は、おのれが自分のためだけに作った料理を「う、旨いぃ〜!」と大絶賛。
・・・ん?冷ややかな視線を感じますが、本人にとっては、しあわせな食卓です!

5月31日 カブを煮つつ(隠し味は黒糖)記す

   
         
   


東京の夜は、地平線がきらきらひかっているんだね。
今、彼女はこんな景色を眺めているのかな。

友だちが亡くなりました。
彼女は、一緒に映画やライブを楽しむ遊び仲間でした。
オトナになってから友だちになれた貴重な人。
『シーディンの夏』東京初日にも、ほかの友だちと一緒に来てくれた。

彼女と一緒に見た映画や、その後、呑みながらした他愛ない話、
うれしそうにお気に入りの俳優の話をする彼女の笑顔がよみがえる。

かわいいコが大好きだった彼女、今ごろ天国でお気に入りの天使を見つけたかな。
いつの日か、そのコを紹介してね。あなたとわたしの好みはわりと近いから。
わたしは、しばらくココにいるから、もし、見たい映画があったら教えてね。
これからも一緒に行こう。

あの映画見た?って話、これからもしたいよ。
『シーディンの夏』の思い出を持つ人が遠くに行ってしまったなんて、
本当はとてもかなしいよ。
・・・でも、あなたは彼の地にまで届けてくれたのかもしれないね。
まだまだ蛍が行くことのできない場所へ。
わたしは、こっちでもっとたくさんの人に届けなくちゃね。がんばるよ。

映画エンディング曲「美しい星」は、
高野寛さんが亡くなったお友だちを想いながら作った曲。
この曲を聴きながら、彼女のご冥福をお祈りします。
彼女の新しい暮らしが安らかであることを
みなさんにも祈っていただけたら、とてもうれしいです。

いつになるか分からないけど、わたしがそこに行ったら、また遊んでね!

あなたを想い永遠を想う日 記す

   
         
   

4月になり、春が来た!とはいえ、今夜は雨で冷え、吐く息が白かった。ぶるっ。
この雨で満開の桜が散ってしまうんじゃないかと心配ですが、みなさんはお花見に行かれましたか?蛍は、久しぶりにたっぷり桜を愛でました♪
もともと一人で京都まで花見に行っちゃうぐらいの桜好き。やっぱり春は花見です!

民俗学を専攻していた学生時代、花見の起源を調べました。
農耕民族の日本人にとって、桜は農作を見守る山の神様が降りてくる神木でした。
「サ」は神さまを、「クラ」は鞍を意味します。つまり、桜は神さまの腰掛場所!
桜が咲くのは春の訪れ=農作業開始の合図です。桜の木の下で宴席を催して、今年の五穀豊穣を祈り、神さまをおもてなししたというワケです。


「桜が好き♪」と言いつつ、実は満開の桜を近くで見るのは、ちょっとコワイ。
こぼれんばかりに咲き乱れる桜。花なのに、「たわわに実る」という形容がぴったり。枝先からだけでなく、幹から直接、花が咲いていたりもする。
人間でいえば、ホルモン過剰でムダ毛が勢いよく飛び出てて、さらに余計なところからも生えちゃってるようなもんですよねぇ?
もんのすごぉ〜く!強烈なエネルギーが弾けまくっているのを感じるんです。
キレイすぎてコワイ。魂が吸い込まれそうで、小心者の蛍は、訳もなくスイマセン!と謝りたくなってしまう。
だからこそ、昔の人が神さまを感じたのも納得できるんですが・・・。畏怖の念、抱かずにはいられませんもの!
どうやら、つぼみぐらいのエネルギーの発散ぶりの方が、のんびり者の蛍にはちょうどいいらしい・・・。

ともあれ、こんなふうに桜に思いを馳せる生活をいつまでも大事にしたい。
世界のあちこちで、人間が過剰なエネルギーを狂った方法で発散している。
人間も、その力を桜のように美しく放てればいいのに。みんな、桜を見てよ。


満開の夜桜とほぼ満月

4月4日深夜記す

   
         
    先週は逆戻りしてきた寒さに震えてましたが、今週は、あたたかくてホッ。
いよいよ、桜の開花予想が出ましたね。今度こそ、春!
例年よりも早いそうですので、お花見の計画、そろそろ立て始めた方がいいかもしれません。

大学時代、やたら厳しかった漢文の教授がボソっと呟いた。
「オレの人生、あと何回、花見ができるのだろうか?」

一見、大学教授には見えない彼。だって、ものすごい強面、しかも頭はパンチ。
たおやかな年配女性教授の言葉だったら、そんなに印象に残らなかっただろう。
でも、仁義なき戦いを繰り広げそうな彼が、窓の外を見つめながら呟いたのだ。
そのギャップに激しく驚いたせいで、この言葉は妙にこびりついてしまった。

そして、春がやってくるたびに、蛍も思うようになったのだ。
「わたしの人生、あと何回、花見ができるのだろうか?」

満開の桜よりも、つぼみの方が好き。
つぼみいっぱいにパンパンにみなぎる開花のためのエネルギー。
咲くことを信じてるつぼみたちを見ていると、じわじわ元気が満ちてくる。
うれしさもフツフツ込み上げてきて、思わずスキップしたくなる。
オトナはスキップするとヘンな目で見られるからツライ!と思っちゃうほど、スキップしたくなる。
こんな気持ちにさせてくれる、つぼみが大好き!

桜は「咲けなかったら、どうしよう?」なんて将来への不安を抱えたりしない。
春がきた。だから咲く。
わたしたちも、難しく考えすぎない方が、自然と花を咲かせられるのかもね。

さて、今年の花見は、どこへ行こう。吉野の桜は一度見てみたいな。

3月10日深夜 春に想いを馳せつつ記す

   
         
    3月です。2月が嘘のような寒さ。さくら茶であたたまりながら春を待つ夜です。

東京、大阪、広島での劇場公開。浜松、仙台、新潟での映画祭上映。
いろんな場所でたくさんの人と出会ってきた『シーディンの夏』。
ちがう場所で暮らすみんなが、『シーディンの夏』の思い出でつながっている。
それが、すごくうれしい。

石碇、シャオツー、エリサ、おばあちゃん、天燈。
この映画に描かれてるのは、それだけ。場所があって、人がいて、時間が流れる。
わたしたちの毎日も、それだけのことじゃないかと思う。
でも、それだけの中で、一喜一憂を繰り返し、悲劇や喜劇を繰り広げる。
蛍も、ウンウン唸ったり、プリプリ怒ったり、クスクス笑ったり、そんな毎日。

こんな毎日は、これからも続く。

夏が過ぎたら、シャオツーは、やさしさを見つけていた。
わたしたちも、すこしずつ、大切なコトに気付いていければ、いいな。
曇っていたあなたのこころが、明るく晴れたら、うれしいな。
蛍は、それが楽しみなのです。

ひとまず、予定していた上映は全て終了しました。
本当にありがとうございました。
でも、まだまだ、これからなのです!

3月1日深夜 感謝を込めて記す

   
       
    負け犬な週末。。。

今、話題沸騰中のアノ本を貸してくれる方がいて、土曜日に一気に読破。
ひとつひとつのエピソードに爆笑しつつも、身に覚えアリアリで深く頷く蛍。
この本のメインターゲットは3、40代の独身女性のようなので、
「蛍は、まだ20代だもんね〜(・・・辛うじて、ですが)」と、
図々しくも他人事のように思ってましたが、うむむ、やっぱ、「負け犬」かも?

貸してくれた方曰く、
「あなたは負け犬の素質充分よ。映画を買っちゃうぐらいですもの」、と。
そりゃー、たしかに、勝ち犬さんには、映画は見るものでしかないでしょうやっ!

でもね、負け犬呼ばわりされてもいいし、この際、負け犬であることも認めますが、
そんな負け犬もね、けっこうシアワセな毎日を過ごしているのですよ。
負け犬たちが、惨めな気持ちで日々鬱々と暮らしてるワケでないことは、
勝ち犬のみなさんにも、分かっていただけたらウレシイです。。。

大学時代の仲間で独身だったのは、蛍ともうひとりだけ。
彼女とは、ふたりでロンドンに行ったりもした。
その彼女も、ついに年内に結婚することが決まりました。オメデトウ!
で、蛍はひとり取り残されましたとも! まさに、負け犬街道一直線っ!!
そういえば、彼女もダーリンと一緒に、『シーディンの夏』を見てくれたなぁ。。。

んはっ!?
『シーディンの夏』をカップルで見た人たちって、見事ゴールインしてるカモ!!!
そ〜かぁ〜、蛍も勝ち犬に転向したくなったら、誰かと一緒に見よぉ〜っと!?

2月22日 大粒の雨に打たれた夜(←さすが負け犬!)記す

 
         
    ルノアールな週末。
昨日は、ジャン・ルノアール『素晴らしき放浪者』@日仏学院、
今日は、「モネ、ルノアールと印象派展」@Bunkamuraを鑑賞。

『素晴らしき放浪者』では、父の絵に似た(意識した?)パーティー風景に「!」。
それとは別に、帆船の模型が池を渡るシーンがありまして、モノクロゆえに際立つ白い帆が強く印象に残ったんです。そしたら、展覧会にて、モネが描いた白い帆船の絵を発見!ジャンは、もちろんこの絵を見てたんだろうな。。。

隅々まで配慮が行き届いたカットのひとつひとつ。
とても丁寧に作られた映画に出会え、気分爽快!
自由についての話だったせいもあるけど、気持ちがすこーんと解放されました。

モノクロなのに、まばゆい光や気ままにそよぐ風まで伝わってきた息子の作品。
父やモネの絵は、動かないし音もないけど、ふりそそぐ光の暖かさやきらめく川のせせらぎ、楽しげな談笑やあふれる愛情まで感じられた。

ルノアールな週末は、なんだか春めきつつある今の気分にピッタリ。
スクリーンとキャンパスから光をたくさん浴びて、生き返った!

ルノアール以外にも、「おっ♪」な出会いに恵まれた2日間で、かなりゴキゲン!!
一部をご披露しますと、噂に名高い「権八」のおそばは、本当にうまかったデス!

ま、バレンタイは一切無縁でしたけどねー(笑)。

2月15日深夜記す

   
         
    今日は、旧暦1月15日(元宵節)。天燈祭の本番です。
ちょこっとで恐縮ですが、昨年の様子をご紹介します。

ちなみに、昨年の元宵節は、2月15日でした。
前日には、淡水の港でも天燈を上げていたんです。
バレンタインだからか、ピンク色の天燈でかわいかったな。

それでは、こちらへ!>>>

2月5日を迎えて記す

   
         
    2月です。もうすぐ春。心躍る。
この1か月、年始に立てた誓いを守れたのが、けっこうウレシイ。

大好きなポテトチップスの過剰摂取禁止令を出したんです。
3日に1度は袋丸ごと平らげてたのですが、今月は2回しか食べなかった!
ふふ、やればできるぢゃ〜んっ!!

・・・あれ?胸張って報告するような話ではナイ??

バカバカしいかもしれませんが、少々ご説明を。
別にダイエットではないのですよ。
「我慢」という言葉が、蛍の辞書から消えつつあることに気が付いたんです。
で、「好きなものを『我慢』してみるべし」と、禁ポテチに挑戦。
完全禁止令だと破るのが目に見えていたので、10日に1食は可、と設定。

たかがポテチ、されどポテチ。
「我慢」の練習が、禁ポテチ!

お正月の鎮まった気分の中で、つらりつらりとこんなコトを考えていた。

やりたいコトだけじゃなく、やるべきコトも、ちゃんとできるようになりたい。
しかも、気持ちよくやっていけるようになりたい。
でも、今はそこから程遠ぉ〜い位置にいる。
やりたいコト以外には興味ナシ。やるべきコトなんて、メンドーなだけ。
いつも気の重さに耐えられず、逃げてしまう。そう、「我慢」を知らない。
・・・んじゃ、まず、「我慢」を覚えるコトから始めますかねぇ、てな具合デス。

なんかカッコつけてますが、異様なメンドクサガリ屋だから、
こんな学習が必要になっちゃうワケですわ(苦笑)。
さらりすらりと前に進めたらいいですが、まぁ、蛍はこんなもんですな。
オトナへの道は、禁ポテチから!

2月1日深夜記す

   
         
    土曜日、西荻窪のライブハウスへ。
大学の後輩がやってるバンド(2人組)のライブを見るために。
今回、彼らのライブに、会社の後輩がゲスト参加。
確認のために繰り返しますと、
バンドは「大学」の後輩で、ゲストは「会社」の後輩。
はこまめに活動してるけど、は2年ぶりのライブ。

この2組、いつの間にか意気投合していてビックリ。
のライブに、と一緒に行ったことはあったけど、
今回のゲスト参加は、別に蛍が仲介したワケではない。

彼らは、以前、同じライブハウスで活動していたそうだ。
その頃は、対バンしたこともなく、面識もなかったそうだが、
どちらもNDというバンドと仲が良く、お互いの存在は知っていたらしい。

ちなみに、蛍は、Mとよく対バンしていたNDに夢中になった♪
友だちを誘って、追っかけチーム(?)も結成した!
しかし、残念ながら、NDは数々の名曲を残して解散。くぅっー。

現在、元NDドラマー氏とは、たまに一緒にスタジオに入っている。
そして、元NDリーダー氏と蛍は、ひょんなことから、たまに酒を呑む。

そもそも、と蛍の出会いは、NDのおかげだった。
元NDリーダー氏主催のイベントに顔を出したら、そこにがいた。
初対面同士、「普段はナニやってんすかぁ?」的話題を繰り広げてるうちに、
なんと同じ会社に勤めていることが判明!
それ以来、は貴重なランチ友だち。今日も一緒にランチ。

あるライブハウスで活動していた3組のバンド、ND
はじめ、だけが目当てだった蛍は、いつしか、NDとも仲良くなった。
そして、蛍はどちらともそこそこの付き合いがあったけど、
お互いは面識のなかったは、一緒にライブをやるようになった。

土曜日、ライブ終了後、
(2人組)、元NDリーダー氏、ドラマー氏、蛍の6人で呑んだ。
とても不思議な空気が流れていた。
みんな知り合い同士なんだけど、一堂に会したのは、これが初めてだった。

人と人とのつながりは、ホント、不思議。。。

つーか、ですね。
蛍以外は、ひとつのライブハウスで活動してたバンド野郎(失礼)なので、
こういった繋がりが生まれるのは、まぁ、分からなくもないのです。
謎なのは、どーして、ココに蛍がいるかってコト。

・・・なんでだ???

ワケ分からん話だったらゴメンナサイ。
あまりに不思議だったので、書き出して、確認したくなったのです。
『シーディンの夏』との縁も、とても不思議だし。。。うーむ?

いやいや、首をかしげても仕方ない。
不思議な縁に恵まれたおかげで、素晴らしい毎日があるのは確か!
出会いを操る神様がいるのなら、叫んで感謝したいぐらいです!!

1月26日深夜記す

   
         
    それは、高校時代、都内で受けた模擬試験の帰り道の景色。
たいして仲が良かったわけではないクラスメートと一緒になった。
なんでそうなったのか分からないけど、話題は、小学校の遠足の思い出について。

蛍は遠足が、大・大・大嫌いだった。
理由は簡単。乗り物に弱かったから(今は大丈夫)。
「今年は酔わないだろうか?」と、毎年、ビクビク怯えていた。
ある年、風疹を患って遠足に参加せずにすみ、心底、ホッとしたぐらいだ。

「遠足なんて、楽しい思い出、ひとつもないよ」

気心が知れてるわけでもない彼女と一緒に帰る戸惑いもあって、当時、わりと内気だった蛍は、かなりぶっきらぼうに吐き捨てた。
遠足が嫌いな理由を説明したら、彼女は、くすっと微笑んだ。

「わたしは、目的地のことで頭がいっぱいだったなぁ。どんな楽しいことが待ってるんだろう!って、ワクワク、ドキドキしっぱなし。バスに揺られることなんて、ちっとも気にしなかったよ」

その彼女の明るい笑顔は、とても眩しくて、胸がチクリと痛んだ。
でも、この痛みは種になり、いつしか、こんな実がなっていた。

怯えるか、楽しむかは、自分次第。
イヤなコトばかり気にしていたら、イイコトなんて、見えてこない――。

もう彼女の名前すら覚えてない。
でも、あの日の会話だけは、いつまでも忘れたくない。

1月12日 成人の日の深夜記す

   
         
  あと数時間で、今年も終わります。
2003年は、蛍にとって忘れられない年になるでしょう。
『シーディンの夏』をみなさんにご覧いただくことができたのですから。
そして、みなさんとお会いすることができたのですから。
『シーディンの夏』を応援してくださったみなさん、
本当にありがとうございました。

映画公開までの作業の流れは、ワークショップで勉強してきたつもりでした。
でも、実際に自分でやってみて、初めて分かったことがいくつもありました。
その中の一番大きなコトが、「映画はひとりじゃ公開できない!」ってコト。
「あかり屋・蛍」の名刺、もうすぐなくなりそうなんです。
公開までの間に、それだけたくさんの方と出会ってきたんですよね。
いや、劇場やこのサイトに来てくださる方とは、名刺交換もしてないので、
いただいた名刺以上のたくさんの出会いがあった。

みなさんの2003年の思い出の中にも、『シーディンの夏』がいるのだったら、
本当にうれしいです。
鄭有傑監督をはじめ、製作に関わった方たちも、きっと同じ気持ちだと思います。
監督メッセージにもあったけど、同じ作品を観た者同士が、時間と空間を超えて、一つの思い出を共有できる「映画」って、本当にすばらしいな!

同じ思い出を抱くわたしたちの2004年が、すばらしい年になりますように!

12月31日 実家帰省前に記す

   
         
    準備万端、クリスマスのひかり溢れる渋谷の街です。

この季節になると毎年、思い出す言葉があるんです。

「大人になるとサンタクロースの存在は、信じることができなくなっちゃうよね。
 サンタを本気で信じていた頃の純粋な気持ちが失われてしまったコトは、
 たしかに、ちょっと悲しいよ。
 でも、その代わりに、誰かのサンタクロースになれるコトに気付いたハズだよ!」

今はもうなくなっちゃったUKバンドのフロントマンの言葉。
「純粋さの喪失」みたいなコトをねじれた調子で奏でていた彼ら。
インタビューで、そのことについて聞かれた時の回答でした。

クリスマスの思い出が蘇る。
我が家では、幼い私のために、プレゼントを家のどこかに隠していた。
まだかな、まだかなぁ〜?とのサンタさんの登場を待ち遠しく思いながら、
ソワソワしながら、クリスマスのお子様向け特別番組なんかを見ていると、
「あれ?今、物音がしたよ!サンタさん来たんじゃない!?」と、家族の声。
うわぁ〜い!きゃきゃっとはしゃぎながら、プレゼント探しのプチ冒険スタート!

するとねー、どこからか出てくるんですよ。プレゼントが。
しかも、ちゃんとサンタさんにお願いしたものが!
庭にあることが多かったけど、年によっては、押入れに隠されていたこともあったし、なんとトイレの中から出てきたこともある・・・!!

こんな家族のおかげで、ずいぶん長い間、一度も姿を見たことがないにもかかわらず、本気でサンタクロースの存在を信じていました。

一体、いつ、サンタクロースがいないことに気付いたかは覚えていない。
でも、サンタが消えた頃から、「信じる」ということや、いろんなことに対して、ものすごく用心深くなっていたと思う。

彼らの言葉は、家族の思い出と共に、蛍の胸にズキーンと刺さりました。

サンタクロース、ちゃんといたじゃん。家族が私のサンタさんだったんだよ。
家族がしてくれたみたいに、私だって誰かのサンタクロースになれるんだよ・・・!

真っ赤なお鼻のトナカイさんに乗ったサンタクロースは、いないかもしれない。
でも、誰かのサンタクロースになろうとする人は、みんな、サンタクロース。
その人のこころに、サンタクロースがいる。

あれから、もう一度、蛍はサンタクロースを信じることにしました。
サンタクロースになろうとする気持ち、絶対に忘れちゃいけないと思うんです。

12月7日深夜記す

   
         
    この3連休、すこぶる面白い本に、すっかり夢中。
ページを閉じて寝る間も惜しいほどで、起きていれば外せない用事以外の時間は、ひたすら本に没頭。で、619ページ、無事読破。ほっ、明日からの仕事をサボらずに済んだ!

ある映画プロデューサーの自伝。この人、蛍が常に好きな映画として挙げる1本、『少年は虹を渡る』(ハル・アシュビー監督/71年)のプロデューサ−なんです。

『少年は虹を渡る』は、18歳のハロルド青年と80歳のモードおばあちゃんのキュートなラブストーリー。
ハロルドと同じ年の時に、この映画と出会った蛍は、ハロルドと同じように、「虹を渡る」ことができた。
ハロルドとモードは、意気地なしだった蛍に、自分の足で歩くのは楽しいよ、そして、「虹」は近くにあるんだよって教えてくれた。
あらあら不思議。沈みがちな心がふんわり浮かんだ。

あれから、いつも2人が笑っている。

「18歳と80歳のラブストーリー」なんてキテレツ企画、フツーなら、「冗談だろ?」の一言で却下されちゃうハズ。でも、この人のおかげで、きちんと陽の目を見たのか・・・。うおうっ、彼には感謝せずにはいられないっ!

ロバート・エヴァンズさん、魔法のような作品をアリガトウ!

自伝によりますと、ロバート・エヴァンズさん自身が、どんな映画よりも、キテレツな人生を送っております。次々と降りかかる災難を見事にくぐりぬけ、現在もご活躍中! おっと、彼のプロデュース作品は、『ある愛の詩』、『ゴッドファーザー』、『チャイナタウン』などなど・・・!!

数々の名作秘話。数々の栄光と挫折。
彼を支えた友情と愛情。そして、映画への愛・・・。
スクリーンの裏側にあるもう一つの物語は、映画以上に面白いかも!?
困難と闘う彼が発揮するパワーには、並のハリウッド・ヒーローもかなわない!
この自伝、映画好きな方にはもちろん、最近、元気ナイとお悩みの方にも、大推薦!

タイトルは、「くたばれ! ハリウッド」。
・・・潔い! 気持ちいい!! これだけで、元気出ませんっ?!

ちなみに、原題は、「The Kid Stays in The Picture」。
ここにも、エヴァンズ兄貴の、しぶとい根性が、よぉ〜く表れております。

えぇ、半人前ながら思いますが、映画といい、人生といい、
やっぱ根性、いや、もとい・・・やっぱ、「勇気」でしょっ!

*この本が原作になっているドキュメンタリー映画、うっかり見逃し!あちゃ〜。
 二番館での上映予定をご存知の方、ゼヒ、ご一報ください!

11月24日深夜記す

   
         
    たいしたコトがあったわけじゃないけど、こんな日曜日がウレシイ。

久しぶりにワタリウム美術館へ。お散歩日和だったので、表参道から、とことこ歩いて。ずっと気になっていた伊藤存さんの「きんじょのはて」展を見るためです。
ややや、フリーズしがちな脳ミソが見事にほどけていくっ!ひとり、無口に大興奮!!作品がプリントされたTシャツを購入して、にんま〜り♪

そして、また、とことこ歩いて表参道に戻り、たまに足を運ぶお店へ。ココは、胸いっぱいに吸い込みたくなる空気があふれていて、いつも長居をしてしまう。

さて、とっぷり日も暮れて、お腹が空いた。ええい、今日は、贅沢しちゃおっ♪
東京タワーが見えるお気に入りのお店で、ひとりディナーといきますか!
が、今夜、蛍が案内されたのは、窓から離れた東京タワーが見えない席。ま、でも、いいやと、すっかり、おいしいクスクスに夢中になっていました。

『メイド・イン・USA』のパンフが飾ってあったりして、映画好きのスタッフさんがいるのかなぁと思いつつ、店内を見回していたら・・・あれ?

東京タワーだ!

壁にかけられた鏡の中に、反対側の窓から見える東京タワーは、ちゃんといたんだ!
もう何度もこのお店に来ているのに、ようやく気が付いた。スタッフさんの心憎い演出に、ヤラれた!そして、日曜日の夜のこんな発見が、本当にうれしかったのです。

うん、明日からも、楽しくなりそう!

11月16日深夜記す

   
         
    つま先をボンヤリ眺めていた顔を上げると、月がほほえんでいた。

みんなで天燈を飛ばしたのは、満月の夜でした。
天燈に願いを託すわたしたちを見つめていたのは、この月。
彼(彼女)は、わたしの願いを知っている。

「『シーディンの夏』が日本でたくさんの人に愛されますように」

蛍の願いを乗せた天燈は、みんなが、びっくりして笑い出しちゃうぐらい
勢いよくグングン上昇していきました。
「気がこもってるなぁ〜っ」と呆れ声まで聞こえてきた(!)。

ユーロスペースでの最終日、劇場までの道程にも月が浮かんでいた。
月に向かって、てくてく歩いていたら、なんだか、ちょっと目と鼻の奥がツンとした。

これまでご覧くださったみなさん、本当にありがとうございました。
そして、これからご覧になろうとされてるみなさんも、本当にありがとうございます。

天燈、効き目バツグン・・・なのかな!?

みなさんも、まぶたに残る天燈に、そっと願いを託してみてください。
きっと、夜空を照らす月が、あなたの天燈の行方を見届けてくれます。

ちなみに、あの時、近くにいた女の子は、こんな願いをドデカク書いていた。
「お金持ちで車持ちのカッコイイ彼氏がほしいっ!」

・・・!!!!!
ま、それも、大事な願いだ、分かるっ!今度、蛍も同じコト、書いちゃおっかなぁ〜っ!?

11月12日深夜記す

   
         
   

雨の夜は、地上に星空が広がる。

あのともしびのもとで、あなたは何をしていましたか?

わたしたちから祈りを託された天燈は、夜空に吸い込まれて星になりました。
彼らはきっと、祈りを託したわたしたちを遠い夜空から見つめているのです。
・・・いつまでも、いつまでも。

そんなことをつらつら考えつつ眠りについたら、いつもより早く目が覚めました。
いつも寝坊気味だけど、たまには、通勤ラッシュにもまれて、街に出かけようかな。

11月4日朝記す

   
         
    ・・・はぁぁぁっ。

って、いきなりスイマセン。ちょっとですね、やっちまったんですわ。
一日の最後にケンカすると、イヤな夢を見そうで、なかなか布団に入りたくないっ。

ケンカというか、ぐわぁっ!と怒鳴られてですね、
こっちも、がおぉ〜っ!!って怒鳴り返したかった気持ちを
グッと我慢しちゃったから、かえってグツグツひとり煮詰まっちゃったというか。
帰り道、とぼとぼ歩きながら、こころの中でガオガオちいさく叫んでみたものの・・・。

ヒジョーにムナシーーー。

エリサとケンカしたシャオツーは、一晩、どーしてたのかなぁ?
そんなコトを考えつつ、実はただいま反省モード。

あした、蛍も・・・。

10月28日深夜記す

   
         
    ちょこっとごぶさたです。
初日を迎えて完了!ではないのだな、と。
今のいろんな気持ちは、しばらく内緒。

公開期間中こそ、みなさんと劇場でお会いできるとても貴重な時間。
さすがに毎日は行ってませんが、たまにお邪魔しています。
よく珍しがられるほそっこい煙草(vouge)を指に、
外から様子を窺うちっこいオナゴがいたら、それは蛍かもしれません。

ホントは、上映が終わって出てきたみなさん一人一人にお辞儀したい。
声をかけて感想をお聞きしたい。
そして、ぎゅっと抱きしめて「ありがとう」と伝えたい。

でも、煙草くさくしちゃうと悪いから、やめておきます。

本当にどうもありがとう。
これからの日々の中、『シーディンの夏』を思い出してくれることがあったら、
とてもうれしいです。

東京タワー。夜じゃないとこの光には出会えない。・・・天燈みたい。

あ、蛍、もか。

10月21日深夜記す

   
         
    いよいよです。
お世話になった方たちや友だちからも、「明日だね」というメールが。

蛍はひとりじゃない。みんなでここまで来たんだ。
みんなで『シーディンの夏』を運んだんだ。

明日からは、みなさんにバトンタッチ。
『シーディンの夏』、みなさんの映画になります。

兵役中の監督からエアメール。
明日、監督舞台挨拶の代わりに、蛍がこれを読みます。

10月10日満月の夜記す

   
         
    ナゼ、ここに赤トンボ!? ここは地下鉄の車内なのに!
どこから迷い込んだか分からないけど、車両内を赤トンボが飛んでいる。
乗客一同、誰も言葉には出さないけど、みんな、彼に大注目。
そんな視線から逃げるように、彼は表参道でワタワタと降りていきました。

わたしはそのまま電車に揺られ、来日中のジャン・ボードリヤールの講演会へ。
会場に入ってみてビックリ。聴衆はフランス人率、非常に高し!!
司会進行はもちろん、質疑応答もほぼフランス語。
もちろん、蛍は、同時通訳イヤホンにしがみついてましたが。。。

全く予期せずに、自国にて母国語ではない言葉、外国人に囲まれるというのは、
かなりドキドキ体験。
ボードリヤールの話は面白かったし、絶対に誰のせいでもないのだけれども、
ちょっとした肩身の狭さを感じてしまった。
「幕後筆記」でチェン・ヨウチェー監督が言っていた「我々」の考察を思い出す。

そして、シャオツーのおばあちゃんのことを考えた。
新しく母国語となった北京語が苦手なまま暮らしてきたおばあちゃんは、ずっとこんなドキドキするような気分でいたのかな?
自国にいるのに、言葉が分からないって、どんなにつらいんだろう。
シャオツーは、あの時、やっとおばあちゃんの気持ちが分かったのかな?

それにしても、地下鉄に迷い込んだ赤トンボも、相当、ドキドキだったにちがいない。
帰り道、月を見上げながら、そんなことをつらつら考えていました。

10月8日深夜記す

   
         
    うろこ雲が泳ぐ秋の青空。胸いっぱいに深呼吸。

カフェなどでチラシを設置させていただくために、今日は午後から街歩き。
3時のおやつに、おいしいパン屋さんで、ひと休みした時にパシャリ。
軽くはないチラシの束を抱えていても、こんな気持ちのいいお天気ならば、
ちっとも苦にはなりません。
気になるお店をチェックしたりして、すっかりお散歩気分。

鼻歌交じりの楽しい気分が、もっと弾むような、とてもうれしい事件が発生。
日が沈んでから、開店前の一軒のお店に飛び込む。
マスター(?)と思しきおじさまが、ひとり。

「こちらでは、映画のチラシを置かせていただくことはできますか?」
「ああ、いいよ。どんな映画?」
「『シーディンの夏』という台湾の映画で・・・」
「あ、この映画ね」

おじさまが指した先には、『シーディンの夏』のポストカード型チラシ。
なんときちんと額に入れて、壁に飾ってくださっているではありませんか!

あちこち歩き回ったけど、ちっとも疲れていない。
むしろ、3時の青空のような気分。


来週の今ごろ、初日を終えて、どんな気分でいるのかな?

10月4日深夜記す

   
         
    10月です。すっかり秋。
雲ひとつないすっきりした青空や、鼻をくすぐるキンモクセイの香。
遅れてきた夏の暑さに慣れた体には、爽やかな風がちょっと冷たく感じられるけど、
じめじめ重たかった空気が軽くなり、こころまで軽くなったような気がします。

なんだか、『シーディンの夏』を見終わった後の気分に似ているな。

今朝、路面電車の線路脇でちいさな花が秋風に揺れているのを見ていたら、
ふと、そんなことを思いました。

10月1日深夜記す

   
         
    ふふふ。作っちゃった。両面フルカラーのチラシ。

デザイナーは、パパになったばかりでいつもにこにこの●辺さん。
蛍は●辺さんの大ファンだったのです。「いいなぁ」と思っていた作品、後になって分かったのですが、ほとんどが彼のものでした。

特に好きなのは、『出発』(イェジー・スコリモフスキ監督/67年/J・P・レオー主演/99年に日本初公開)。

チケットからサントラ・ジャケット、パンフまで、もう本当に素晴らしい!シンプルなのに強く心に訴えかけてくる。一時、チケットは常に持ち歩き、部屋にはパンフを飾ってました。

ま、この映画自体、かなり好きなんですけどね。『シーディンの夏』と同じ季節を描いてる。レオー演じる主人公は19歳。

●辺さんの過去の作品の中に『出発』を発見しちゃった時は、もう大変でした。うわぁ〜、あのデザインは、この人だったんだぁっ!!

スローラーナーの事務所で納品されたばかりのチラシをしげしげ眺めていたら、代表の越川さんが、「どうよ?」と声をかけてきた。どうでもいい返事しかできなかった。・・・でもね、ホントは、もんのすごく大変なことになってるんです。

いい夢が見られそう。おやすみなさい。

9月22日深夜記す

   
         
    うわお、あっという間に週末。
公開まで、あと3週間。追い込み作業で、連日終電帰宅。
なぜか持久力だけは異様に高い蛍(運動神経はナイに等しいのに!)、毎日、元気にやっとります。机の上は、嵐のような荒れっぷりですが。

『シーディンの夏』掲載誌がボチボチ発売されはじめ、記事を見つけては頬が緩む。我が子の活躍を喜ぶ親バカ状態。

兵役へ旅立ったチェン・ヨウチェー監督から、「『シーディンの夏』を立派に大きく育ててください!」と言われた。

・・・もちろんっ! おかあちゃん、がんばるよっっ!!

9月20日午後記す

   
         
    昨日、はままつ映画祭へ。
『シーディンの夏』上映+高野寛さんのトーク&ミニ・ライブ。駅前にそびえたつ「アクトシティ」の一角にある、きれいな小さなホールで行われました。

なんというか、ほっこりとした気持ちのいいイベントでした。
『シーディンの夏』でまずほっこりし、高野さんの和やかトークでほっこりし、そして、ギター1本のぬくもりあるライブでさらにほっこり。直前までとても緊張していたのですが、高野さんのライブの頃には、すっかりみなさんと一緒になって楽しむ蛍。ご来場者のみなさんが、いい顔して帰られたので、最後にもっとほっこり。

この映画祭のスタッフの方は、ほとんどがボランティア。
映画が好きな方たちが集まって、運営しているそうなんです。
だから、ほっこりしたいい空気が漂っていたのかも。
会場全体が、スタッフのみなさんの映画大好き!というあったかな気持ちに包まれていたんですね。

映画祭スタッフのみなさん、前日の大阪ライブから駆けつけてくださった高野寛さん、高野さんスタッフのみなさん、そして、ご来場くださったみなさん、どうもありがとうございました!

こんなにあったかい映画祭で『シーディンの夏』を上映できて、うれしかったです。
チェン・ヨウチェー監督は、「地方都市の映画祭は人情味があっていい!」と言っていたのですが、ホント、そのとおりでした。

9月15日午後記す

   
         
   

うむむ。二日酔い?
微妙に左眼のうえあたりがズキズキ。
そんなに呑んじゃないけど、昨日でマスコミ試写が終わったので、
ちょっと緊張がほどけたのかもしれない・・・。

『シーディンの夏』のためにお時間を作ってくださる方たちにお会いできると、
やっぱりとてもうれしい。
試写にご来場いただけたり、限られた誌面で作品をご紹介いただけたりすると、
みなさん、公開までの道のりを一緒に歩んでくださっているのだなぁと、
じんわーり、よろこびがひろがるのです。

そうじゃないと困るといえば困るのですが、
今、『シーディンの夏』というひとつの映画の存在が、
すこしずつ、わたしから遠いところにいる方にも伝わっていっているのを感じる。

そのために力を貸してくださるみなさんには、本当に感謝しています。
どうもありがとうございます。

そして、ちょっとした興味から、このサイトをご覧になっているだろうみなさんに大感謝!
『シーディンの夏』のために、あなたの時間をありがとう。
ぜひ、劇場でお会いしましょう。

          

昨日の朝陽と満月。
今朝も太陽がまぶしかった。今夜も月がきれいだといいな。

9月11日朝記す

   
         
    音楽監督・高野寛さんと、高野さんの所属するFIVE−Dの代表/プロデューサー・佐藤剛さんの対談に立ち会う。
『シーディンの夏』の音楽は、まるでこの映画のために作られているかのように聴こえてしまうが、実はちがう。佐藤さんを通じた偶然の出会いから、高野寛さんが音楽監督を務めることになったが、時間的な問題などもあり、すでにあった音楽を使用している。
それなのに、チェン・ヨウチェー監督の世界、高野寛さん、ナタリー・ワイズの世界は、一つの世界として見事な調和を奏でている。お互いを主張しあうのではなく、お互いにそっと溶け込んでいき、新しい世界を築く。

こうして、消えゆくものたちは、スクリーンの中で永遠になった。
すごくやさしく、でも、強く。

これが、偶然の出会いから生まれてしまうだなんて!


・・・なんだか運命の恋みたいだーっっっ!!!


チェン・ヨウチェー監督と高野寛さんたちの関係は、あまりにステキすぎて、
わたしはいつも、ちょっと嫉妬しちゃうのです。

でもね、これからも、いつまでも、嫉妬させつづけてくださいと祈ってしまう。
こんな奇跡のような出会いが、この世界にちゃんとあるんだってコト、
信じる気持ちになれるんですもの!

海を越えた2組の出会いに乾杯!!(・・・結婚式みたい?)

9月9日深夜記す

   
         
    夜、「ピクトアップ」担当編集者A氏と次回の内容について打合せ。
といっても、連載については、ちゃちゃっと話したのみで、
あとは、ビール片手に、映画や音楽の話。彼とは、いつもこんなカンジ。
連載についての意見が衝突してお互い譲らないこともあるけど、
基本的にはA氏とは、なかなか楽しい時間が過ごせる。

A氏との偶然の出会いがなければ、「ピクトアップ」で連載するチャンスを得ることはなかったし、わたしが「蛍」という名前を持つこともなかった。

わたしはA氏の会社が運営するスクールの配給講座を受講していたが、
その頃は、言葉を交わしたことはなかった。
昨年の4月、ナタリー・ワイズのライブ会場でばったりA氏と再会し、
『シーディンの夏』の日本公開を目指していることを話した。
数ヶ月後、無事に配給権を獲得できたことを報告したら、
「公開までの道のりを連載してみない?」と声をかけてくれたのだ。
「せっかくだから、監督にペンネームを命名してもらったら?」という
ステキな提案をしてくれたのは、A氏。かくして、ここに「蛍」が誕生!

『シーディンの夏』の日本公開が夢かもしれなかった頃からの付き合いのA氏。
公開までのわたしの一喜一憂をいちばんよく知っている人かもな、と思う。

いやはや、ここまで、本当にどうもありがとうございました。
「この人は、ボクの彼女ではありません」と、そういう目で見る飲み屋の店員さんに丁寧に断るキミの律儀さには、苦笑させられたが。そうなんだけどさぁ・・・。

たまに連載の写真を誉めていただきましたが、A氏が撮ってくれていました。
カメラ持つと妙に興奮していてコワかったりもしたが、いい写真をアリガトね。
後ろ姿ばかりだったけど、最後に、一度だけ、正面から撮ってもらおうかな!

9月7日深夜記す

   
         
    オナゴ4人でアジア料理屋で呑む。甘海老唐揚がうまかった。
4人とも音楽好きなので、好きなバンドの話題で盛り上がる。
今年のサマソニよかったね、来年のフジ、あの人に来てほしいな、など。
こんな他愛のない話をできる時間が大好き。しあわせな時間。

難しい顔を作って話さなくちゃいけないこともあるけれど、
それはちょっと苦手だ。借りた服を着ている気分になる。

音楽話をしてたら、前から読みたかった本のことを思い出した。
帰り道、ポール・オースターの「偶然の音楽」を購入。
チェン・ヨウチェー監督が、面白かったと言っていた一冊だ。

9月6日深夜記す

   
         
    夕方、稲妻の競演を見た。
天が裂けているようだった。
割れた空から、滝のような雨が降ってきた。
最近、傘を差さずに歩くことは滅多にない。
こんな雨に激しく打たれて、全身濡れ鼠になったら、どんな気分なんだろう。
・・・案外、楽しいのかもしれない、と思った。豪快に笑っちゃうかもね。

あの時、雨に濡れて走るエリサは、どんな気分だったのだろう?

9月3日深夜記す

   
         
    あれれ? もう9月か。
カレンダーめくるのを忘れていた。
なんだか今年は夏が来ないうちに、夏が終わってしまった。
夏大好き人間としては、狂った太陽に会えなかったのが、ちょっと淋しい。
過剰な陽射しを浴びて、ダラダラ流れる汗とともに、
わたしのタガが外れていく感じが好きなのに。
暑ければ、暑いほど、ビールもうまいのに。

でも、いいの。わたしは、しばらく夏が続くもの。
『シーディンの夏』と一緒に。

大好きな季節の映画!

9月1日深夜記す

   
         
    気が付けば、公開まであとちょっと。ホームページの雛型はかなり前に作ってあったのですが、ずっとテストフォルダにいれっぱなし・・・。もし、お待ちになっていた方がいらっしゃいましたら、ずいぶんと長くお待たせしまして本当にゴメンナサイ。 

わたしが初めて『シーディンの夏』を見たのは、昨年の4月。この作品は、絶対に公開しなくちゃいけない、と思った。映画からたくさんの生きる力をもらってきたタダの映画好きとして、この作品は見た人にそんな力を与えられる作品だ、と思った。すごく静かに、そっと差し出してくれるのだけども。

あれから1年半近く。たーくさんっ!の方とお話をさせていただき、いーろんなっ!コトがありました。それまで体験したこともないビックリ!!な出来事も。途方に暮れた夜もあります。

でも、この映画と暮らしはじめてから、ホントいい方との出会いに恵まれた。キレイごとではなく。基本的に、蛍は非常×10に臆病者、かつ怠け者。ひとりじゃなんにもできないのです。ここまでこれたのは、みなさんの手助けがあったから。深謝。

ついに、10月11日(土)。ずーーーっと夢に見ていた劇場公開の初日を迎えます。たくさんの方と劇場でお会いできればウレシイです。見てほしいです。もうこの頃には、監督は兵役に入ってしまっているのだけど・・・。

・・・と感傷にひたっている場合ではなく、今、まさにラストスパート!これからやらねばならぬコトもたくさんある!みなさんにお会いできることを楽しみに、できることはちゃんとやっていこうと思います。

8月30日(土)記す

   
         
         
         
  * top * おしらせ * 作品 * 監督 * cast・staff * 幕後筆記 * BBS * リンク * 蛍日記 * あかり屋 *